米FRB、政策金利を0.75%ポイント引き下げ

FRB米連邦準備制度理事会)は22日、今月29-30日のFOMC
(公開市場委員会)を待たずに、政策金利であるFF(フェデラ
ル・ファンド)金利の誘導目標を現行の4.25%から0.75%ポイ
ント引き下げ3.50%としたと発表した。

今回の緊急利下げは、米国経済がリセッション(景気失速)に
なるとの懸念を最も劇的に示すものとなった。

また、FRBは、民間金融機関に資金を貸し出すときに適用され
金利である公定歩合も0.75%ポイント引き下げ、4.00%とし
た。

FRBは利下げ決定後、声明文を出し、その中で、「明白な景気
後退リスクが続いている」とし、「これらのリスクに対処する
ため、FRBは適切なタイミングで行動を取るだろう」と述べて
いる。